体から出るアンモニア臭、その正体は”疲労臭”!原因の究明&改善策!
2014.08.07 | デオドラント
最近、全然疲れがとれないという方も少なくはないのではないでしょうか?
加齢臭とは違うけれど、ふと急に酸っぱいニオイを感じる……なんて方は要注意!!
それは「疲労臭」かもしれません。
自分でニオイを感じない方も安心はできません!
自分のニオイは自分では感じにくいのです。
まずは、こちらを参考に体臭チェックをしてみましょう!
→うわっ、汗臭い…!においの原因&対策!体臭チェックで制汗剤を効果的に使おう!
”疲労臭”とは?
疲労臭の特徴は”アンモニア臭”です。
このアンモニアは体内でタンパク質が分解された時にできる成分です。
その時出来たアンモニアは肝臓で尿素に分解され、毒素もほとんど取り除かれて尿と一緒に体外に出ていきます。
ですので、普通ならアンモニアは体内に蓄積されません。
しかし、疲労により肝臓の働きが弱まると、アンモニアを分解しきることができずにそのままアンモニアが血液に乗って全身を循環!
そしてアンモニアは汗や皮脂に含まれて体外に出ていきます。
こうして体はアンモニア臭を発してしまうのです。
あなたに疲労臭の可能性はあるのか?簡単チェック!
「疲労臭」というからには、体の疲れが一番の原因!
しかし、なかなか自分では判断しにくい微妙なトコロ。
以下の項目に当てはまるかどうかで判断してみてください!
過労ぎみ
肉体疲労が蓄積されると、体内の代謝が低下しやすいのでアンモニアを分解する力が弱まってしまいます。
ストレスが多い
精神的な負担も疲労臭の原因になります。
ストレスが溜まりすぎると免疫力が低下してしまいます。
肥満ぎみ
肝臓に脂肪がついていると、機能が低下してしまいます。
隠れ肥満の方は内臓に脂肪がついている方が多いので要注意!!
お酒をよく飲む
アルコールの分解も肝臓が請け負っています。
ですので、アルコールを摂取しすぎるとアンモニアの分解まで追いつかなくなり、疲労臭の原因となります。
便秘がち
溜まった便がアンモニアを発生させ、血流に流れてしまいます。
普段からあまり汗をかかない
汗をかかないことが長く続くと汗腺の機能が低下してしまいます。
そうすると、アンモニアを血中に戻せなくなり汗のアンモニア濃度が高くなってしまい、疲労臭の原因となります。
「疲労臭」にデオドランド剤や石鹸は効かない!?
疲労臭は主に、汗から発せられるそうです。
なら体を綺麗に洗えば解決するんじゃないの?と思われる方もいるかもしれません。
出かける前にしっかりデオドランド剤で体臭の対策をしている方もいますよね。
それ、実は「疲労臭」には意味が無いのです…
疲労臭は、体の内部に根本の原因があるので普通の体臭と同じにしてはいけません!
体臭と疲労臭は別物なのです。
疲労臭を改善するには肝臓機能を回復させるしかありません。
疲労臭、改善するには?
肝臓機能を回復させるといっても、難しく考える必要はありません。
用は体を休めてあげればよいのです。
その日の疲れはその日のうちに落とす事を意識しましょう。
そのためには、
・シャワーではなく湯船に浸かる
・睡眠時間をしっかり取りぐっすり眠る
このことを一番にしてあげると良いでしょう。
他にも、疲労臭の予防と改善に効果がある事は
食生活の改善
お酒の飲み過ぎやタンパク質中心の食生活ならそれを控えることを心掛けましょう!
また、疲労臭にはオルチニンとクエン酸が良く効きます。
オルチニンが多く含まれている食品は”シジミ、キハダマグロ、チーズ、ヒラメなど”です。
肝臓がアンモニアを分解するのを助けてくれます。
クエン酸が多く含まれている食品は”梅干し、かんきつ類(レモンなど)、黒酢など”です。
疲労の回復を手助けしてくれます。
ストレスをためない
これも重要なことです。
仕事がストレスの原因になっているのならせめて家では仕事のことは考えないようにしちゃいましょう。
また、運動をすればストレス解消になりますし、汗をかくので汗腺も鍛えられます。
疲労臭改善には、しっかりと自分のための時間を確保するのが一番でしょう!!
疲労臭や加齢臭、汗といった体臭は、ビジネスシーンでも悪印象を与えてしまう事があります。
生活をじっくりと見なおし、原因から改善を心掛けてみて下さいね。