髪の成長を求めるならゴールデンタイムに寝るべき!?
2014.11.14 | ヘアケアこれまで髪の成長を促すには、夜10時から深夜の2時までが最も成長ホルモンの分泌が激しいので、睡眠をとるべきと言われていました。
この意見は決して間違いではありませんが、正確性を欠いています。
睡眠をとって夜10時から急に髪の成長ホルモンの分泌が激しくなって、深夜2時に成長ホルモンの分泌が終わるという意味ではありません。
就寝時間によって異なる
これは夜9時ぐらいから就寝した場合のゴールデンタイムです。
つまり就寝して、意識がなくなるほど深い眠りに入った状態から4時間ぐらいの時間帯をゴールデンタイムと言います。
この理論でいうと、例えば夜の11時に就寝した場合、
深い眠りに入って1時間ほど経った深夜12時から朝の4時までがゴールデンタイムということになります。
子供が就寝する時間帯を考慮して夜の10時から深夜の2時までが成長ホルモンの分泌が激しいということが広く伝えられていたので、それが大人の髪の成長の場合も、この時間帯に成長ホルモンの分泌が激しいということが多少異なった形で伝えられたと考えられます。
ただし、誤解を招いて欲しくないのは何時に寝ても成長ホルモンの分泌が行われるというわけではありません。
規則正しい就寝時間と睡眠時間が必要ということには変わりありません。
例えば夜の11時に就寝して朝の6時に起床するという生活が毎日続けば、深夜に成長ホルモンの分泌を促すことが可能でしょうし、脳の副交感神経も働く状態に自然となるはずです。
副交感神経とは寝てる間に働くもの?
副交感神経と言うと、「神経」という言葉が入っているので活動している間に作用する神経のような気がしますが、そういった時だけでなく、体を休めている時や寝ているときも働く神経です。人間が活動しているときは交感神経のほうが強くが働いています。
交感神経だけが働いている状態は血管や脳の組織が常に緊張状態を招いています。
そうなると脳の血液の収縮を生み、毛細血管の流れが悪くなってしまいます。
よくストレスで抜け毛が多くなる人や、疲れや不規則な生活で体が休まらない人に抜け毛が発症しやすいのはこのためです!
体は1日の中で働かせる時間と、休ませる時間のバランスを取らないと自律神経が乱れてしまいますので、休息というのも髪に関係ないようで実は接点のあるものです。
なかなか毎日同じ時間に寝るというのが難しい生活の方もいらっしゃるかもしれませんが、可能であればできるだけ同じ時間に寝ることを意識したほうが成長ホルモンの分泌を促し、髪の成長へと繋がります。
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