髪の毛は育毛剤ではなく、体の内側から育てるもの?
2014.11.19 | ヘアケア
髪の毛が薄くなってきたり、抜け毛が目立ってきたら、「まずは育毛剤を使用して対策しよう」と、考えるのが一般的ですね。
特にストレスや睡眠不足などの影響がなければ、頭皮の毛乳頭の力が弱ってきたと考え、毛乳頭の力強さを改めて与えるため、育毛剤を頭皮に直接塗布し、毛乳頭細胞を活性化させ、毛乳頭に再び力強さを取り戻すというのは、ごく真っ当な方法と言えます。
しかし現実問題としては、育毛剤を使ってもなかなか効果が出ないという意見もあります。
そういった方は外的な要因だけでなく、内的な要因も考慮する必要があります。
内側から髪の毛を育てるとは、どういう意味?
「髪の毛を内側から育てる」と、言っても意味がわからないかもしれません。
髪の毛は体の外に生えているものなのだから、その毛穴や頭皮に刺激や栄養を送らなければ意味がないと、考えている方が多いのも頷けます。
しかし、そもそも髪の毛が生えている根本の部分は、体の内部にある毛細血管と繋がっているわけです。
毛細血管を伝って、毛乳頭に栄養が伝わり発毛が行われるといったメカニズムを理解すると、ならば、毛細血管を円滑な状態にして、栄養素が送り込まれる体を作ることが大事ということに気づくのではないでしょうか。
体の内部から発毛を促す体づくりとは?
なによりも健康な体を維持するということが重要ですが、そこにプラスして、意識しておきたい事は髪の毛を育てるアミノ酸を毛細血管にいかに送ることができるかということです。
髪の毛を作るには、アミノ酸が最も重要な成分です。
例えば、家を建てるのに木材やセメントが必要なように、髪の毛を作るにはアミノ酸が材料として必要になります。
アミノ酸を毛細血管に毎日送るということを行っていれば、必然的に髪の毛が生えてくるはずです。
そうなると、次に考えることは、アミノ酸を多く含んだ食事が必要ということになります。
アミノ酸を多く含んだ食材とは?
アミノ酸を多く含んだ食材は、肉と魚に特に含有しています。
例えば、鶏肉のささみ、牛肉のヒレ肉、マグロの刺身、鮭、カツオ、アジなどが挙げられます。
しかし、これらが毎日食卓にあるとは限りませんね。
そうなると毎日体内でアミノ酸を生成するのが難しくなってしまいます。
その場合は、アミノ酸を多く含んだサプリメントなどで補っていくと良いでしょう。
これなら食事のみならず、錠剤で簡単に摂取することができます。
また、アミノ酸配合の育毛剤や育毛シャンプーも現在販売されていますので、体の内面と外面の両方からアミノ酸を摂取すると、発毛作用が一段と高まることでしょう。
[画像引用元:gettyimages]