
育毛に必要な成長因子とは?ミノキシジルを凌駕する、成長因子を配合した育毛剤「Deeper 3D」&「エクセレンスVEGFプラス」を比較
2015.02.13 | ヘアケア
育毛に必要な成長因子とは?
「成長因子」はたくさんの役割がありますが、
細胞の成長・増殖を促進することが一番重要な機能です。
人の体の色々な器官が分泌しています。
「細胞」は体を作る“素”であるのに対し、
「成長因子」はそれに“指令を出す”役割なのです。
肌や頭皮には傷ついた皮膚を修復したり、
正常な細胞を再生する機能を持った成長因子が本来は多く存在します。
しかし、活性が低下した細胞は成長因子の生産量も低下してしまいます。
成長因子が少なくなっていくと、細胞の活性化がさらに少なくなるという
悪い循環が巡ってしまいます。
毛乳頭にある成長因子を『KGF(FGF-7)』と言います。
KGFは毛乳頭の内側に存在し、毛乳頭から分泌され、
毛母細胞に分裂するように指令を出すのです。
このKGFも加齢などの理由から、どんどん減っていきます。
髪が薄い人は、この成長因子の量が少ない可能性が高いです。
成長因子が少ないと髪の成長が促されません…
どんどん髪は細く弱々しくなってしまいます。
KGFという成長因子を紹介しましたが、
育毛に関する成長因子は他にもいくつかあります。
それぞれご紹介します。
◆KGF(ケラチノサイト成長因子)
毛乳頭から放たれ、毛母細胞に指令を出します。
KGFは次に紹介する「FGF」に属していて、『FGF-7』という別称があります。
特殊なので、特別に名前が付けられたのです。
髪にとっては最重要な成長因子で、『発毛促進因子』という別称があるほどです。
◆FGF(繊維芽細胞増殖因子)
上で紹介したKGF(FGF-7)が所属している因子です。
FGFは23種類あります。
その中でもFGF-7以外に重要な因子は、
FGF-1・FGF-2・FGF-10です。
FGF-1・FGF-2の役割は、
「新たに血管を作り出すこと」と「頭皮の細胞分裂」です。
新たに血管を作り出すこと(血管新生)は、
頭皮の毛細血管を広げるということです。
そうすれば、栄養が毛乳頭へより多く行き渡らせることができ、
太くて丈夫な毛髪に育つということです。
FGF-10は、別名「KGF-2」と呼ばれます。
なかなか名称がややこしいですね…
上皮細胞の成長を促す細胞因子です。
◆VEGF(血管内皮細胞増殖因子)
血管新生作用があります。
先ほどのFGF-1・FGF-2と同じ役割ですが、効果はこれらより劣ります。
◆IGF(インスリン様成長因子)
IGFは何種類かあり、IGFの中でも「IGF-1」が育毛に効果的と言われています。
主な役割が2つあり、1つ目は皮膚の環境と整えることです。
2つ目は、髪の成長期を長くすることです。
ミノキシジルは回りくどい
ミノキシジルは血管拡張の作用がありますが、
これはミノキシジルを塗布することによって
「VEGF」が毛乳頭から分泌されて血管拡張が起こるそうだからです。
そして、ミノキシジルを湿布すると「KGF(FGF-7)」も分泌されるらしいです。
毛母細胞に指令を出し、発毛を促進してくれます。
FGF-1とFGF-7はミノキシジルで分泌されないのですが、
これらはVEGFと同じ効果でありながらVEGFよりも大きい効果が期待できます。
このように、ミノキシジルは成長因子の分泌を促すわけですが、
それだけです。成長因子の分泌を促すだけなのです。
もしKGF(FGF-7)やFGF-1がそのまま入っている育毛剤があったら、
直接頭皮に湿布できて直接毛乳頭に届かせることが出来るのに…
…あるのです。
KGF(FGF-7)、FGF-1、VEGF、IGFが配合されている育毛剤があるのです!
成長因子は元々人体に存在するものなので、
副作用の心配はありません。
ミノキシジルは副作用が懸念されるので、
成長因子が配合されている育毛剤を使えばいいことずくめです。
成長因子配合の育毛剤を比較!
◆Deeper 3D
【配合されている成長因子】
・KGF(FGF-7)
・IGF
・FGF-1
・プラセンタエキス
・水溶性プロテオグリカン
・オクタペプチド-2
・アセチルデカペプチド-3
・加水分解アナツバメ巣エキス
・キャピキシル(Deeper3D オリジナル成分)
⇒成長因子と植物エキスのプレミックス原料
【容量】 60ml
【税込価格】
1本:13,860円/3本:37,200円/6本:61,270円
【1日あたりの費用】
1本:308円/3本:276円/6本:227円
【1本あたりの使用期間】 1~2ヶ月間
【公式サイト】http://www.mongoryu.com/deeper/deeper3d.html
成長因子以外に、馬の胎盤から抽出された「プラセンタエキス」、
Deeper3Dオリジナル成分である「キャピキシル」が配合されているのが特徴です。
キャピキシルは成長因子と植物エキスのプレミックス原料です。
キャピキシルの正体は
「アセチルテトラペプチド-3」と「アカツメクサ花エキス」で、
アカツメクサに含まれているビオカニンAは、
AGA(男性型脱毛症)の原因である5αリダクターゼを抑える効果があります。
しかもこのキャピキシル、ミノキシジルの3倍の育毛効果を発揮するとのこと。
先ほど紹介した成長因子「KGF(FGF-7)」・「IGF」・「FGF-1」も配合されているので、
ミノキシジルを配合した育毛剤を選ぶ理由がなくなりますね…
お値段の方は高いですが、それだけの価値はありそうです。
◆エクセレンスVEGFプラス
【配合されている成長因子】
・VEGF
・IGF-1
・KGF
・αFGF
・Thymosinβ4
【容量】 80ml
【税込価格】 15,750円(定価)⇒8,690円(Amazon 2015/01/20時点の価格)
【1日あたりの費用】 定価:394円/Amazon:217円(1日2ml使用と仮定)
【1本あたりの使用期間】 40日間(1日2ml使用と仮定)
【公式サイト】http://will-a.co.jp/hair_essence.html
公式サイトでは“話題の注目成分”と謳っている
「プロキャピル」という成分が配合されています。
これは、ミノキシジルと同等の発毛効果があるとのことです。
医薬品でも医薬部外品でもない、化粧品として分類されるこの商品に、
その効果があるとは凄いですね。
また、「銅ペプチド」という5αリダクターゼの活動を抑制する成分も含まれています。
個人的には、見た目が育毛剤っぽくないのが好印象。
化粧水のボトルのようなデザインで人に見られても恥ずかしくないです。
まとめ
今回は「Deeper 3D」と「エクセレンスVEGFプラス」を取り上げました。
価格的にはAmazonで売っている「エクセレンスVEGFプラス」が安いですが、
配合成分や口コミの多さから「Deeper 3D」の方が良いと思います。
ミノキシジル配合の育毛剤に不満がある方は、
成長因子配合の育毛剤を試してみては?