ノンシリコンシャンプーに迫る！メリットは何？
2013.08.28 | シャンプーシリコン・ノンシリコンに関してよく聞く噂について説明しましょう！
シリコンのウソホント
Q.シリコンは毛穴に詰まる？
⇒その可能性は低い。
シリコンはぺったりと髪に張り付くイメージがあるかもしれませんが、
実際シリコンは網目状なので
詰まるという事は考えにくいです。
また皮膚は新陳代謝をしており、毛穴が皮脂から出るのと一緒に
毛穴の汚れも浮き出ます。
仮に詰まったとしてもすぐに出ていきます。
石鹸カスのほうがよほど詰まりやすいです。
Q.ノンシリコンだと泡立ちが悪い？
⇒△
これも、正しくはありません。
確かにノンシリコンシャンプーは泡立ちの弱いものが多いですが、
それはシリコンが原因ではありません。
ノンシリコンシャンプーの場合、洗浄成分がアミノ酸系など、肌にやさしいものを使用していることが多いです。
そうした肌にやさしい洗浄剤は、シリコン入り・高級アルコール系洗浄剤の
シャンプーより泡立ちが悪いのです。
Q.シリコンは有効成分の浸透を阻害する？
⇒×
シリコンは網目状なので髪をコーティングしても問題なく浸透します。
Q.シリコンを使うとパーマやカラーがかかりにくい？
⇒○
シリコンは髪をコーティングするので、ノンシリコンシャンプーのほうが
パーマ・カラーの液が浸透しやすいと言われます。
良くも悪くもシリコンは一度つくと落ちにくい性質もあるので、
パーマ・カラーをする数日前からシリコン入りは控えた方がベターではあります。
が、実際にはシリコンは網目状になっているのでパーマ・カラー液はしっかり浸透しますし、かからないということはありません。
Q.シャンプーは「ノンシリコン」であることを前面に押し出していながら、
セットのリンスにはシリコンが入っているけど・・・？
⇒そのケースは確かにあります。
むしろそういった商品は多いです。
が、それで良いと考えています。
リンスは頭皮につけず、髪につけるものなので、毛穴に詰まる心配がありません。
また、リンスに含まれるカチオン界面活性剤のおかげでシリコンが髪のダメージ部にもくっつけるので、コーティングができるのです。
この意味で、そもそもシリコンがシャンプーに入っているか、リンスに入っているかでは意味が違ってきます。
結局どっちを選べば良いのか？
「シリコン、ノンシリコン。それぞれの特徴は何となく理解したけど、結局どっちを選べば良いの？」
その前に、なぜシリコンが使われているのかについて少し説明させてください。
市販のシャンプーの多くは主洗浄剤に「○○硫酸」を使用しています。
この「○○硫酸」、つまり高級アルコール系洗浄剤は、
脱脂力が強く、頭皮や髪の皮脂を必要以上に落としてしまう性質を持ちます。
そうなると当然、髪の油分が足りなくなってきしみが出ますし、指通りも悪くなります。
そこで登場するのがシリコン。
シリコンを入れると、すぐにコーティングしてくれ、髪を保護してくれるので
とっても頼もしい存在なのです。
強い洗浄剤を使用している場合、シリコンは必須なのですね。
ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸Naなどの高級アルコール系シャンプーの場合、
シリコン無しだと髪が皮膜の無い状態でダイレクトに刺激を受けてしまいます。
逆に洗浄剤がやさしいものなら、シリコンで髪をコーティングする必要がありません。
ノンシリコンでOKということになります。
つまり、結局シャンプー選びで大事なのは、
シリコン入りかどうかではなく、洗浄剤なんですよね。
結局はここに行きつきます。
ノンシリコンシャンプーを使用する場合は髪のコーティングが無くなる分、
洗浄剤に特に気を使う必要があります。
ノンシリコンシャンプーが人気な理由も、実は「シリコンが入っていないから」ではなく、
「シリコンをいれなくても良いほど洗浄剤が安全」だからなのです。
シリコンとの付き合い方
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結論としては、
健康な髪の人→シリコン無しシャンプー
髪が傷んでいる人→シリコンが少し入っているシャンプー
という使い方を提唱します。
枝毛、切れ毛があったり、触ってみて潤いが無く、パサつきがきになる場合は”傷んでいる”と判断しましょう。
また、シャンプーでノンシリコンを使っても、
リンスではノンシリコンを使用するのがオススメです。
リンスは頭皮につけるものではないので。
とはいえ、シリコンかノンシリコンかは好みで選んで良いと思っています。
というのも、シャンプーの成分においてシリコンか・ノンシリコンか、
という部分はおまけでしかないのです。
シャンプーは洗浄剤で決まります。
洗浄剤の方がよっぽど重要なので、
選ぶ際はそこに意識していれば大丈夫です。
まとめ
●シリコンが悪いというわけではない。むしろ非常に安全で優柔な成分。
●シャンプー選びで大事なのは、洗浄剤。（「○○硫酸」を避ける）
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